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留別
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りゅうべつ
ふりがな文庫
“
留別
(
りゅうべつ
)” の例文
そのうちに、父は県知事に昇って移転することになったので、内外の親戚らを招いて
留別
(
りゅうべつ
)
の宴を開いた。その宴席で父は言った。
中国怪奇小説集:04 捜神後記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
これは漱石氏が
留別
(
りゅうべつ
)
の意味でしてくれた御馳走であった。その帰り道私は氏の誘うがままに連立ってその仮寓に行った。そうして謡を謡った。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
いや解らない。
軽蔑
(
けいべつ
)
の結果はあるいは解ってるかも知れないが、軽蔑の意味は君にも君の細君にもまだ通じていないよ。だから君の
今夕
(
こんゆう
)
の好意に対して、僕はまた
留別
(
りゅうべつ
)
のために、それを
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
江戸の家人に
留別
(
りゅうべつ
)
する絶句に、「此行不為鱸魚膾。擬把新詩補白華。」〔此ノ行鱸魚ノ膾ノ
為
(
ため
)
ナラズ/新詩ヲ
把
(
と
)
リテ白華ヲ補ハンコトヲ擬ス〕と言ってあるから時節は秋の
半過
(
なかばすぎ
)
であろうか。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ところが近来は俳句仲間にもその
弊風
(
へいふう
)
が盛んになつて送別ぢやの
留別
(
りゅうべつ
)
ぢやの子が出来たの
寿賀
(
じゅが
)
をするのと、その時々につけて交際のある限りはその句を請求する、それが何のためかと思ふと
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
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蒲団
(
ふとん
)
荷造りそばに
留別
(
りゅうべつ
)
句会かな
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“留”で始まる語句
留
留守
留守居
留置
留針
留守番
留南奇
留吉
留守中
留度