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田代
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たしろ
ふりがな文庫
“
田代
(
たしろ
)” の例文
「ええ、お出迎えにこれまでまいりましたのは、
丹那
(
たんな
)
、
田代
(
たしろ
)
、
軽井沢
(
かるいざわ
)
、
畑
(
はた
)
、
神益
(
かみます
)
、
浮橋
(
うきばし
)
、
長崎
(
ながさき
)
、七ヶ村の者十一名にござりまする」
丹那山の怪
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
ちなみに、山へ登る人たちがよく出会う地名の
田代
(
たしろ
)
というのも、ほぼ同じような意味であって、田の候補地という意味である。
故郷七十年
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
魚沼郡の
官駅
(
くわんえき
)
十日町の南七里
計
(
ばかり
)
、
妻在庄
(
つまりのしやう
)
の山中(此へんすべて上つまりといふ)に
田代
(
たしろ
)
といふ村あり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
賊軍の
巨魁
(
きょかい
)
西郷隆盛は以前は陸軍大将にて天朝の御覚えめでたかりしものなること等より、
田代
(
たしろ
)
よりゆきし台兵が、
籠城
(
ろうじょう
)
中に戦死せしこと、
三奈木
(
みなぎ
)
より募られたる百人夫長が
空家
(新字新仮名)
/
宮崎湖処子
(著)
其の
上
(
かみ
)
には大ジョー
田代
(
たしろ
)
といふ尾瀬平の兄弟分があると、老人が教へて呉れた。
黒岩山を探る
(旧字旧仮名)
/
沼井鉄太郎
(著)
▼ もっと見る
田代
(
たしろ
)
君はこう云いながら、一体の
麻利耶観音
(
マリヤかんのん
)
を
卓子
(
テーブル
)
の上へ載せて見せた。
黒衣聖母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「お気をおつけにならないと
田代
(
たしろ
)
六さんのような目に会わされますよ」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
このついでに一言したいのは軽井沢と
田代
(
たしろ
)
という地名との関係である。この二地がしばしば相接してあることはよもや偶合ではあるまい。たとえば
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
魚沼郡の
官駅
(
くわんえき
)
十日町の南七里
計
(
ばかり
)
、
妻在庄
(
つまりのしやう
)
の山中(此へんすべて上つまりといふ)に
田代
(
たしろ
)
といふ村あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「
田代
(
たしろ
)
先生が休みだぞ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
中世の文書に見えまた地名に多い
田代
(
たしろ
)
という語なども、やはり田を作る予定地のことらしい。
菌類
(
きんるい
)
の毎年多く採れる場処も、中部の
田舎
(
いなか
)
ではもっぱらシロと謂っている。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
○
田代
(
たしろ
)
の七ツ
釜
(
かま
)
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
始めて自分が日本の地名を問題にしたのは、この本の中にもある
田代
(
たしろ
)
・軽井沢であった。田代がどこに
往
(
い
)
ってもかなりの山の中にばかりある理由が何かあるらしく思われたのが元であった。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
○
田代
(
たしろ
)
の七ツ
釜
(
かま
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“田代”で始まる語句
田代村
田代池
田代玄甫
田代屋
田代山
田代岳
田代川
田代冠者
田代季吉
田代安定