)” の例文
其の頃葭葦よしあしえて居たのを埋立うめたったから葭原よしわらというのだが、後に江戸繁昌を祝してよしの字を書いて、吉原と読ませるんだという事を聞いてるが
青草エてる果物畑は
「驚いたね、へへののもへじに毛のえたのがこんな大騷動にならうとは思はなかつたぜ。でも、親分、あの父娘おやこは嬉しさうだつたぜ——だが一つわからないのは、娘は何んだつて、親分の家へ訪ねて行つて、お勝手口から引つ返したんでせう」
かやだの竹のえている中に孩児が火の付いたように啼いてるから、何うしたんかと抱上げて見ると、どうだんべい、可愛そうに竹の切株きッかぶが孩児の肩のところへ突刺つッさゝっていたんだ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)