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生粹
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きつすゐ
ふりがな文庫
“
生粹
(
きつすゐ
)” の例文
新字:
生粋
デカダンの
生粹
(
きつすゐ
)
を以つて
標榜
(
へうばう
)
してゐた自分だが、今では、その元氣ある道程を終つて、ただその最後の遺物をばかり握つてゐるらしくも自分自身で見える。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
... ただの
江戸
(
えど
)
つ
子
(
こ
)
であるよりも
生粹
(
きつすゐ
)
とつけた
方
(
はう
)
を
喜
(
よろこ
)
ぶらしい)それから、その——(
夫
(
をつと
)
といつていゝか、
燕
(
つばめ
)
?——
少
(
すこ
)
し、
禿
(
はげ
)
すぎてゐるが)
愛
(
あい
)
する
於莵吉
(
おときち
)
は十一も
齡下
(
としした
)
で
長谷川時雨が卅歳若かつたら
(旧字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
(
私
(
わたし
)
が、
獨身
(
どくしん
)
であつたなら!)
中
(
なか
)
でも、
時雨
(
しぐれ
)
さんは、
美人
(
びじん
)
である(
多分
(
たぶん
)
、
女性
(
ぢよせい
)
は
美人
(
びじん
)
であるといはれることを
喜
(
よろこ
)
ぶにちがひない、と
私
(
わたし
)
は
信
(
しん
)
じてゐるのだが——)それからまた、
生粹
(
きつすゐ
)
の
江戸
(
えど
)
つ
子
(
こ
)
は
長谷川時雨が卅歳若かつたら
(旧字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
粹
部首:⽶
14画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死