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生暖
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なまあたゝ
ふりがな文庫
“
生暖
(
なまあたゝ
)” の例文
今こゝへ来て
彳
(
たゝず
)
んでみると、矢張土間には
竃
(
かまど
)
の湯が
沸
(
たぎ
)
らしてあって、
生暖
(
なまあたゝ
)
かい空気の中に、あの忘れられない異臭が匂っているのである。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
生暖
(
なまあたゝ
)
かい
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
く日であつた。
曇
(
くも
)
つた天気が
何時迄
(
いつまで
)
も
無精
(
ぶせう
)
に
空
(
そら
)
に
引掛
(
ひつかゝ
)
つて、
中々
(
なか/\
)
暮
(
く
)
れさうにない四時過から
家
(
うち
)
を
出
(
で
)
て、
兄
(
あに
)
の
宅迄
(
たくまで
)
電車で行つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
暖
常用漢字
小6
部首:⽇
13画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死