おぢ)” の例文
仕様事なさに、一日門口へ立つて見たり、中へ入つて見たりしてゐたが、蛇の目傘をさした源助さんの姿が、時々彼方此方あちらこちらに見えた。禿頭の忠太おぢと共に、お定の家の前を通つた事もあつた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
おんこ彫るおぢのアイヌがあぐらゐをい寄り見て立つさぶし和人しやも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
とま舟の苫はねのけて北斎のおぢが顔出す秋の夕ぐれ
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あはれ、またわがおぢよ、なにすとか
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
据ゑ、やをらつま立ちぬ、おぢが肩より
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
サンドウヰツチ売のおぢは驚く。
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さはれ、なほおぢ真面目まじめ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)