ファザー)” の例文
断るばかりが能じゃないから、一つ考えて見ろとファザーマザーも言うんだ。佐藤氏は長く英語の先生をした人で、今は進駐軍の通訳を勤めている。
ロマンスと縁談 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「きみのファザーがチビ公の伯父さんのさしいれ物をしたそうじゃないか」
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「子を見ること親にかず。君のファザーは君の性格を知っているから食える丈け分けてくれるのさ。君はあって勤まらないと思うなら、あっても、ない積りでかゝればい」
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ファザーマザーも然う言うんだけれど、僕は気が立っているから、差当りそんな余裕がない。それに先方むこうはいつまでも待ってくれる。父の子分みたいな男が仲人だから自由が利く」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「僕のところでは少し問題が起っているんだ。ファザーマザーも申込む時まで乗気になっていたが、先方むこうの態度が変に高飛車だものだから御機嫌が悪い。こんな筈じゃなかったと思っているのらしい」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
申分ないと思うんだ。佐藤氏の昔の同僚の娘だよ。ファザーは恩給を
ロマンスと縁談 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「好い景色だと言ったでしょう? あれが僕のファザーです」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「君のファザーはそんなに一こくかい?」
村の成功者 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)