爆弾ばくだん)” の例文
旧字:爆彈
「ごんごろがねもあの爆弾ばくだんになるんだねえ。あのふるぼけたかねが、むくりむくりとした、ぴかぴかひかった、あたらしい爆弾ばくだんになるんだね。」
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
日本にっぽん荒鷲あらわしだ。」と、さけんだものがあります。そらくろくおおうように、爆撃機ばくげききあたまうえをすれすれにぶかとみると、てきのトーチカをがけて、爆弾ばくだんとしました。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分がまるで「爆弾ばくだんみたいに」(コム・ユヌ・ボンブ)ロシアへ落下したという考えに、いても立ってもいられず、物凄ものすごい表情を顔に浮べながら、幾日いくにちも幾日もぶっとおしに
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
自動車用ペンキ爆弾ばくだん
発明小僧 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)
「うん、そうよなあ。だが、正男まさおやつも、ごんごろがねでできた爆弾ばくだんたあるめえ。爆弾ばくだんはものをいわねえでのオ。」
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
しかしぼくにも五十キロの爆弾ばくだんならいくつできるか、五百キロのならいくつできるか、ということはわからなかった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)