“爆弾船”の読み方と例文
読み方割合
ドンぶね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爆弾船ドンぶねの連中が持っている一本釣の道具が、本物かそれとも胡麻化ごまかし用の役に立たないものかといったような鑑別が一眼で出来よう筈がない。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……そこで吾輩はモウ一度、引返して、各道の判検事や警察官に、爆弾船ドンぶねの検挙、裁判方法を講演してまわるという狼狽のし方だ。泥棒を見て縄をうのじゃない。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
とりあえずテグス引切ひっきってみればタッタ今まで使ったものかどうかは吾々の眼に一目瞭然なんだが……爆弾船ドンぶねに無くてはならぬ巻線香だって、イザという時に海に投げ込めばアトカタもない。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)