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燃
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とぼ
ふりがな文庫
“
燃
(
とぼ
)” の例文
土器
(
かわらけ
)
の燈明は、小泉を継がせる
筈
(
はず
)
のお鶴の為に、最後の一点の火のように
燃
(
とぼ
)
った。お倉は、この
名残
(
なごり
)
の住居で、
郷里
(
くに
)
の方にある家の旧い話を始めた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
部屋々々の洋燈は静かに
燃
(
とぼ
)
った。お倉は一つの洋燈の向うに見える
丸蓋
(
まるがさ
)
の置洋燈の灯を眺めて
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
黄色く日中に
燃
(
とぼ
)
る
蝋燭
(
ろうそく
)
の火を眺めながら、三吉は窓に近い壁のところに
倚凭
(
よりかか
)
っていた。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
線香の煙に交る室内の夜の空気の中に、
蝋燭
(
らふそく
)
の
燃
(
とぼ
)
るのを見るも悲しかつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
灯
(
あかし
)
は奥深く
点
(
つ
)
いて、あそこにも、こゝにも、と見て居るうちに、六挺ばかりの
蝋燭
(
らふそく
)
が順序よく並んで
燃
(
とぼ
)
る。仏壇を斜に、内陣の角のところに座を占めて、
金泥
(
きんでい
)
の柱の側に
掌
(
て
)
を合はせたは、住職。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
燃
常用漢字
小5
部首:⽕
16画
“燃”を含む語句
燃料
燃燒
燃立
燃火
燃尽
燃木
燃上
燃殻
燃滓
燃焼
燃残
頭燃
再燃
燃草
燃出
燃盛
如救頭燃
航空用燃料
白燃鉄
燃進
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