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無粋
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ぶすい
ふりがな文庫
“
無粋
(
ぶすい
)” の例文
旧字:
無粹
無粋
(
ぶすい
)
な
私
(
わたくし
)
どもには
些
(
ちっ
)
とも分りませんが、
或
(
ある
)
大通
(
だいつう
)
のお客様から伺ったところでは浮気稼業をいたして
居
(
お
)
る者は
却
(
かえ
)
って浮気でないと仰しゃいます。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
良妻賢母教育の前に先ず「令嬢教育」というものを
何故
(
なぜ
)
施されないのか。女に早く年を寄らせようという主義の教育は
無粋
(
ぶすい
)
というよりむしろ惨酷でしょう。
離婚について
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
が、諸藩の勤番の
田舎侍
(
いなかざむらい
)
やお江戸見物の
杢十田五作
(
もくじゅうたごさく
)
の買妓にはこの江戸情調が欠けていたので、芝居や人情本ではこういう田五作や田舎侍は
無粋
(
ぶすい
)
な
執深
(
しつぶか
)
の嫌われ者となっている。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
り候事とて「
口舌八景
(
くぜつはっけい
)
」の口舌ならねど
色里
(
いろざと
)
の諸わけ知らぬ
無粋
(
ぶすい
)
なこなさんとは言はれぬつもりに候へども相手が誰あろう活動の弁士と知れ候ては我慢なりがたく
御払箱
(
おはらいばこ
)
に
致申
(
いたしもうし
)
候。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「何でこないな
無粋
(
ぶすい
)
な真似をおしやすのやろ。好かんたらしいお小姓やわ。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
そして自分の愚を笑うのか、人の
無粋
(
ぶすい
)
を
嗤
(
わら
)
うのか、大口をあいて
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古い
無粋
(
ぶすい
)
なものだ。
新潮記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
粋
常用漢字
中学
部首:⽶
10画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙