“無粋”のいろいろな読み方と例文
旧字:無粹
読み方割合
ぶすい87.5%
ぶいき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無粋ぶすいわたくしどもにはちっとも分りませんが、ある大通だいつうのお客様から伺ったところでは浮気稼業をいたしてる者はかえって浮気でないと仰しゃいます。
良妻賢母教育の前に先ず「令嬢教育」というものを何故なぜ施されないのか。女に早く年を寄らせようという主義の教育は無粋ぶすいというよりむしろ惨酷でしょう。
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
あんなに無粋ぶいき肩幅かたはばのある人とは思わなかった。あんなに角張かくばったあごの所有者とは思わなかった。君の風丰ふうぼうはどこからどこまで四角である。頭まで四角に感じられたから今考えるとおかしい。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)