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濁
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ど
ふりがな文庫
“
濁
(
ど
)” の例文
「しいッ……しい」と呶鳴る馬方の
濁
(
ど
)
す
声
(
ごえ
)
が、はるか谷の下の
加茂部
(
かもべ
)
へ行く道の辺でひびいた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そう
濁
(
ど
)
す声で言って半五郎は、アアお父っさんかと澄ましている
般若
(
はんにゃ
)
の顔を
睨
(
ね
)
めつけて
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
各〻
(
めいめい
)
が各〻の
臆測
(
おくそく
)
やら前後の対策に、大なり小なり必死に考えこんで、沼のように
濁
(
ど
)
す黒く
沈澱
(
ちんでん
)
しているここの空気とひきかえて、御用部屋の方では、内蔵助を中心に、
算盤
(
そろばん
)
の音だの
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
濁
(
ど
)
す声で、朱鞘が呼びとめた。同時に、駕籠の前へ迫ったのである。駕籠屋は、驚いて逃げてしまった。にも
拘
(
かか
)
わらず、抛り出された駕籠のうちには、心地よげな
鼾
(
いびき
)
の声がするのだった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、久米之丞はいよいよ月江の嫌いな
濁
(
ど
)
す声で
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
濁
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
“濁”を含む語句
濁水
濁酒
濁世
汚濁
濁声
濁流
赤濁
穢濁
白濁
濁川
悪濁
清濁
濁聲
濁江
濁穢
濁浪
薄濁
小濁
五濁
濁酒屋
...