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温
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たず
ふりがな文庫
“
温
(
たず
)” の例文
骨董レコードの本当の値打は、電気吹込みの新しいレコードを聴き尽して、
故
(
ふる
)
きを
温
(
たず
)
ねる意味においてこそ重要なのである。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
されば好い加減に引込めと大向うから呶鳴られぬ前、長えは毒と一旦筆を擱きはしたが、
這度
(
このたび
)
は古きを
温
(
たず
)
ねて新しきを知る、チッとばかり昔のことを言わして頂くことにした。
残されたる江戸
(新字新仮名)
/
柴田流星
(著)
「
故
(
ふる
)
きを
温
(
たず
)
ねて新しきを知る。この意味に於ても書画骨董の趣味は
大切
(
だいじ
)
なものだよ」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
香以は旧交を
温
(
たず
)
ねて玄魚、魯文の二人を
数寄屋町
(
すきやちょう
)
の島村半七方に招いた。取持には有中、米八が来た。宴を撤してから舟を
鞘町河岸
(
さやちょうがし
)
に
艤
(
ぎ
)
し、松井町の稲本に往った。小稲花鳥はもういなかった。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“温”を含む語句
温順
温和
温泉
温柔
温気
生温
微温
温暖
温習
温味
温雅
微温湯
温泉宿
温泉場
温厚
温室
温湯
温石
温突
温度
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