“艤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
61.5%
ふなよそひ15.4%
ふなよそほひ7.7%
ふなよそい7.7%
よそほ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし百余年前の文化三年に、笠利方かさりがたの名士当済とうさいという人が、舟をし同志をとものうて、って見てきたのは確かに今日の大東島であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
圖の下の端なる死人の起つあたり、ふなよそひせる羅刹らせつの罪あるものをき去るあたりは、早や暗黒裡に沒せるに、基督とその周匝めぐりなる天翔あまがける靈とは猶金色に照されたり。
大要はかうである。昔馬関と門司が関との間には山があつて、其山に「潮の満干の道ばかり」の穴があつた。皇后がふなよそほひせさせ給うた後、一夜の程に山が裂けて速鞆はやとものせととなつたと云ふのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
名月や秋月どのゝふなよそい
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
即ち舟をよそほひて邦に歸れと勸め見ん
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)