“渡口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とこう28.6%
わたし28.6%
わたしぐち28.6%
わたしば14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「羽将軍の忠義をあわれみ、関所渡口とこうすべてつつがなく通してやれとのおことばでござる。御直書おじきしょかくの如し」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さらに、張飛は千余騎をひっさげて、白河の渡口わたしに兵を伏せ、関羽と一手になって曹操の中軍を完膚かんぷなきまで討ちのめすこと
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
羽根田から川崎へ渡る渡口わたしぐちより北に当る梨畑の下で一寸ちょっと見掛けたが、お前の娘の乗った山駕籠には、上に百合形更紗ゆりがたさらさ派出はでな模様の風呂敷包がゆわい附けては無かったか
されど急流きふりう岩にげきして水勢すゐせい絶急はげしきところは雪もつもる事あたはず、浪を見る処もあり。渡口わたしばなどはをのにて氷をくだきてわたせども、つひにはこほりあつくなりて力およびがたく、船はをかりて人々氷の上をわたる。