渡口わたし)” の例文
さらに、張飛は千余騎をひっさげて、白河の渡口わたしに兵を伏せ、関羽と一手になって曹操の中軍を完膚かんぷなきまで討ちのめすこと
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翌日、曹操は、襄陽へ入城すると布令ふれて来た。蔡夫人は劉琮をつれて、こう渡口わたしまで出迎え拝礼して、城内へみちびいた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それがし龍湫りゅうしゅう渡口わたしを警備しておりますと、上流江夏こうかのほうから、一艘の舟がただよい来って、二十名ほどの江賊が、岸へ上がって参りました」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「魏延、一手を引いて、桃葉の渡口わたしを見てこい。ただ一当ひとあてして、彼の勢いを測ってくればよいぞ」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)