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浬
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マイル
ふりがな文庫
“
浬
(
マイル
)” の例文
のみならず、彼の神経といえば、それこそ五
浬
(
マイル
)
先の落ち
櫂
(
かい
)
さえも
見遁
(
みのが
)
さぬという、潜望鏡のそれよりも鋭敏ではないか。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
地中海に
入
(
はひ
)
つて初めて逆風に遇い、浪の為に一時間五
浬
(
マイル
)
の速力を損失する日が
二日
(
ふつか
)
程つづいた。
艫
(
とも
)
の方の友人は大抵僕の室へ来て
船暈
(
せんうん
)
を逃れて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
一昼夜に三百十五六
浬
(
マイル
)
を
駛
(
はし
)
る快い速力で、岸本を乗せた船はドバアの海峡を通り越して行った。航海の五日目には、英吉利沿岸の白く光る
崖
(
がけ
)
も遠く
後方
(
うしろ
)
になった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
秘密の試運転だったから外国の武官は一人もいないし、近海三十
浬
(
マイル
)
以内には、漁舟さえ見えなかった。
骸骨島の大冒険
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
渺茫
(
べうばう
)
たる海面に
鱶
(
ふか
)
が列を為して
現
(
あら
)
はれたかと思つたのは三
浬
(
マイル
)
先の埠頭から二挺
櫓
(
ろ
)
を一人で
前向
(
まへむき
)
に押して漕ぐ
馬来
(
マレイ
)
人の
小舟
(
サンパン
)
の縦列で、彼等は見る
中
(
うち
)
にわが船を取囲んで
仕舞
(
しま
)
つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
その海上から喜望峯まで五千四百
浬
(
マイル
)
以上もあった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“浬(
海里
)”の解説
海里(かいり、浬、en: nautical mile)は、長さの計量単位であり、国際海里の場合、正確に 1852 m である。元々は、地球上の緯度1分(1度の60分の1)に相当する長さなので、海面上の長さや航海・航空距離などを表すのに便利であるために使われている。
(出典:Wikipedia)
浬
漢検準1級
部首:⽔
10画
“浬”を含む語句
海浬
平均速度二十六浬
浬四分一