トップ
>
法達
>
ほうたつ
ふりがな文庫
“
法達
(
ほうたつ
)” の例文
二陣に和田五郎
正隆
(
まさたか
)
、
同苗
(
どうみょう
)
助康、八木ノ入道
法達
(
ほうたつ
)
、神宮寺
正師
(
まさもろ
)
などの——いくさの駈引きにも騎馬戦にも
屈指
(
くっし
)
な者をすえていた。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
足を
噛
(
く
)
わぬ様に何うか五足
拵
(
こしら
)
えて呉れえとか、
菅
(
すげ
)
の笠を買うて来て、
法達
(
ほうたつ
)
に頼んで
同行二人
(
どうぎょうににん
)
と書いて呉れえとか、それから白の
脚半
(
きゃはん
)
も拵え
笈摺
(
おいずる
)
も拵えたから
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
かねて情報集めに放っておいた、八木弥太郎
法達
(
ほうたつ
)
の部下が、摂津の
昆陽野
(
こやの
)
(
伊丹
(
いたみ
)
)から馬をとばして来て
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
で、裏手の
崖
(
がけ
)
に伏して見張っていた“落ちのび組”の和泉ノ助康、安間了現、八木ノ入道
法達
(
ほうたつ
)
らは
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その間に、秦野屋はどうしたろうかと
振顧
(
ふりかえ
)
ってみると、かれは、お蝶のかごの側で、鼻寺の
法達
(
ほうたつ
)
に頼んで雇って来た四人のかごかきと、何かしきりにいい争っている様子に見える。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「おい
法達
(
ほうたつ
)
、いぶすのはもういい加減にしてくれないか。目に沁みてしようがねえ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
不恰好
(
ぶかっこう
)
の下駄をはいて、
法達
(
ほうたつ
)
の姿がそこの縁先から消えると、日本左衛門はただひとりで、
寂
(
せき
)
とした方丈のなかに坐ったまま、何か考えこむように、左の
掌
(
て
)
へかろいこぶしをくり返している。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
達
常用漢字
小4
部首:⾡
12画
“法”で始まる語句
法衣
法
法螺
法度
法被
法華経
法体
法師
法会
法華