とまっ)” の例文
ポーハタンとうその軍艦にのって行くのであるが、そのポーハタンはあとから来ることになって、咸臨丸は先に出帆して先ず浦賀にとまった。浦賀に居て面白い事がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
箱根の心配ソレから船は大阪について上陸、東海道をして箱根に掛り、峠の宿の破不屋はふやと云う宿屋に泊ると、奥の座敷に戸田何某なにがしと云う人が江戸の方から来てきにとまって居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ほかの奴は皆船から出て行て、私一人で船の番をして居る。うすると一晩ひとばんとまって、どいつもこいつもグデン/\によって陽気になって帰て来る。しゃくさわるけれども何としても仕様しようがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)