池水いけみづ)” の例文
さゝやかなる庭の池水いけみづにゆられて見ゆるかげ物いふやうにて、手すりめきたるところに寄りて久しう見入るれば、はじめは浮きたるやうなりしも次第に底ふかく
月の夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
池水いけみづかげさへえてきにほふ馬酔木あしびはなそで扱入こきれな 〔巻二十・四五一二〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
いざよひの池水いけみづに、いとやきあやは亂れて
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
わがむね池水いけみづたたへ、ときとしては
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
さゝやかなる庭の池水いけみづにゆられて見ゆるかげ物いふやうにて、手すりめきたる所に寄りて久しう見入るれば、はじめは浮きたるやうなりしも次第に底ふかく
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
池水いけみづに映るは暗き古宮ふるみやか。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)