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江州
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がうしう
ふりがな文庫
“
江州
(
がうしう
)” の例文
この両三年来の私の生活は自ら
鞭
(
むちう
)
つ生活であつた。自分で自分を責めた挙句、私は自殺の心をさへ起した——或時は
江州
(
がうしう
)
の片田舎で、或時は京都の旅舎で、また或時は九州の旅のはてで。
愛は、力は土より
(新字旧仮名)
/
中沢臨川
(著)
江州
(
がうしう
)
井伊家
(
ゐいけ
)
の
藩
(
はん
)
にて山田
藤馬
(
とうま
)
と申者の
悴
(
せがれ
)
に候處
幼少
(
えうせう
)
の
頃
(
ころ
)
兩親に別れ我
儘
(
まゝ
)
に身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その春挙氏も、この頃ではすつかりそんな遊びを
止
(
よ
)
して一週に一度京都絵画専門学校へ出て来る外は、おとなしく
江州
(
がうしう
)
膳所
(
ぜぜ
)
の別荘に引籠つて、石集めといふもの好きな道楽に
憂身
(
うきみ
)
を
窶
(
やつ
)
してゐる。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
膳所
(
ぜぜ
)
、瀬田、石山あたりは當時の青年時代のなつかしい記憶のあるところであり、好きな自然としては今でもあの
江州
(
がうしう
)
の地方をその一つに思ひ出すくらゐであるが、それから三十年あまりこのかた
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
江州
(
がうしう
)
膳所
(
ぜぜ
)
の別荘に籠つてゐる山元春挙氏が、石集めに余念もない事は、こなひだ書いた通りだ。その春挙氏がつい先き頃鳥打帽を
被
(
かぶ
)
つて散歩に出た。そして石山をさしてすたすたと歩いて往つた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
四國の丸龜まで
戻
(
もど
)
る者なりと答るに彼男私しは
江州
(
がうしう
)
にて候が江戸表へ
商
(
あきな
)
ひに參り只今歸り道也是から
又
(
また
)
尾州
(
びしう
)
名古屋へ
到
(
いた
)
り夫より京大坂へ
仕入
(
しいれ
)
に登り候
積
(
つも
)
りに付幸ひ御供同樣に
御召連下
(
おめしつれくだ
)
さるべし一人の道中と
云者
(
いふもの
)
は道に
倦
(
あき
)
るものゆゑ
御咄相手
(
おはなしあひて
)
に御同道仕つり度と然も
馴々
(
なれ/\
)
しく申すにぞ後藤は
否々
(
いな/\
)
某は
又
(
また
)
道連
(
みちづれ
)
の有は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
州
常用漢字
小3
部首:⼮
6画
“江州”で始まる語句
江州車
江州路
江州甲賀
江州音頭
江州口
江州屋
江州生
江州鮒
江州信楽
江州伊吹山