“江州車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうしゅうぐるま50.0%
ておしぐるま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おけを載せた七りょう江州車こうしゅうぐるま(手押し車)をあちこちに停め、老若七人、胡坐あぐらやら、寝転ねまろびやら、また木の根や車のかじに腰かけている者など、思い思いな恰好だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この怪事件の詮議せんぎは、まだ五里霧中の序の口だ。——江州車こうしゅうぐるまりょうにのせて、風のごとく奪い去った重宝十万貫はどこへいったか。その犯人は何者か。天下騒然と、噂はみだれ飛んでいる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十数りょう江州車ておしぐるまが準備された。荷馬にも行李こうりや金銀や何くれとなくくくられる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)