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こうしゅうぐるま
ふりがな文庫
“こうしゅうぐるま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
江州車
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江州車
(逆引き)
桶
(
おけ
)
を載せた七
輛
(
りょう
)
の
江州車
(
こうしゅうぐるま
)
(手押し車)をあちこちに停め、老若七人、
胡坐
(
あぐら
)
やら、
寝転
(
ねまろ
)
びやら、また木の根や車の
梶
(
かじ
)
に腰かけている者など、思い思いな恰好だった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この怪事件の
詮議
(
せんぎ
)
は、まだ五里霧中の序の口だ。——
江州車
(
こうしゅうぐるま
)
七
輛
(
りょう
)
にのせて、風のごとく奪い去った重宝十万貫はどこへいったか。その犯人は何者か。天下騒然と、噂はみだれ飛んでいる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たちまちに見る七名の影は、松林の
下蔭
(
したかげ
)
から、それぞれが
江州車
(
こうしゅうぐるま
)
(手押し車)の七輛を押し出し、なんの
憚
(
はばか
)
りもなく、
楊志
(
ようし
)
、執事以下、十七名の者が、現にいるところへ、どやどやと寄ってきた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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