けが)” の例文
その履歴知るものなけれど、おしえありて気象よの常ならず、けがれたるおこないなければ、美術諸生の仲間には、喜びて友とするもの多し。こうべなることは見たまふ如し。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
すみやかにれ、われけがすことかれ。われむし(三七)汙涜をとくうち遊戲いうぎしてみづかこころようせん。くにたももの(三八)せらるることからん。終身しうしんつかへず、もつこころざしこころようせんかな
最初から計画して、けがれた行いをするとなると、余りに卑劣である。瀬戸なんぞは、悪所へ行く積りで家を出る。そんな事は自分は敢てしないと思っていた。それに今わざわざ箱根へく。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)