水齒別みづはわけ)” の例文
新字:水歯別
この天皇、葛城かづらき曾都毘古そつびこが女、いは日賣ひめの命大后にひて、生みませる御子、大江の伊耶本和氣いざほわけの命、次に墨江すみのえなかみこ、次にたぢひ水齒別みづはわけの命、次に男淺津間若子をあさづまわくごの宿禰の命四柱。
いろと水齒別みづはわけの命、多治比たぢひ柴垣しばかきの宮にましまして、天の下治らしめしき。天皇、御身みみたけ九尺二寸半ここのさかまりふたきいつきだ。御齒の長さ一、廣さ二きだ。上下等しくととのひて、既に珠をけるが如くなりき。
ここにその同母弟いろせ水齒別みづはわけの命一四、まゐきてまをさしめたまひき。