気脈きみゃく)” の例文
かかる場所で、かかる敵味方のあいだで、こういう密会をしているのを認められたら、直ちに、敵へ気脈きみゃくを通じるものと疑われよう。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また百姓ひゃくしょうはい地租改正ちそかいせいのために竹槍ちくそう席旗せきき暴動ぼうどうかもしたるその余炎よえんいまおさまらず、いわんや現に政府の顕官けんかん中にもひそかに不平士族と気脈きみゃくを通じて、蕭牆しょうしょうへんらんくわだてたる者さえなきに非ず。