“気弱(きよわ)” の例文
旧字:氣弱
したがって臆病すなわち気の弱きを矯正(きょうせい)するには、盲者になったら、あるいはその目的を達するかも知れぬが、むろん我々が気弱(きよわ)を矯正せんとするのは
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
おとなし組の三人は小ツルの言い分にさんせいできないことを、気弱(きよわ)な無言であらわすばかりで、松江を孤立(こりつ)させようとした小ツルのたくらみはくずれてしまった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
氏は都会っ子的な上皮(うわべ)の強がりは大分ありますがなかなか憶病(おくびょう)でも気弱(きよわ)でもあります。
鴨の気弱(きよわ)がかきみだす
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
気弱(きよわ)なる斥候(せきこう)のごとく
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
しかるに人はその身体、ことに神経の構造により、一方の智力がことさらに発達し、その他の力たとえば意志がこの智力と権衡(けんこう)がとれぬときは気弱(きよわ)になる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
吹けば飛ぶような華奢(きゃしゃ)な姿したものでも、さらに物に動ぜぬものもある。ゆえにひろく身体といわないで、狭く神経質の人はとかく気弱(きよわ)勝ちであるといわれると思(おも)う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)