毎々つね/″\)” の例文
而して今にして知りぬ、古人が自家見証につきて語る所の、毎々つね/″\いたづらに人をして五里霧中に彷徨はうくわうせしむるの感ある所以ゆゑんを。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
好むと雖も其質そのさが狡猾わるかしこ毎々つね/″\新町を始め惡所場をさわがし諸處に於て強請ねだりかたりなどせしが或時喧嘩けんくわにて人をあやめ遂に召捕れしうへ久敷ひさしく入牢じゆらうして居たれども相手方いのちつゝがなく御慈悲を願ひけるゆゑ遠島ゑんたうにも成べきを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)