トップ
>
武鑑
>
ぶかん
ふりがな文庫
“
武鑑
(
ぶかん
)” の例文
これは下谷の鷲津家所蔵の系譜に見る所であるが、当時の『
武鑑
(
ぶかん
)
』には大沼又吉の名は記載せられていないようである。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その文章の題材を、種々の周囲の状況のために、過去に求めるようになってから、わたくしは徳川時代の事蹟を
捜
(
さぐ
)
った。そこに「
武鑑
(
ぶかん
)
」を検する必要が生じた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
徳川時代を通じておこなわれていた「
武鑑
(
ぶかん
)
」について、いまの若い人たちは知ることが少いであろう。
武鑑譜
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
徳川時代の『
武鑑
(
ぶかん
)
』や「紋帳」に
顕
(
あら
)
われている紋の数も、その数が五六百を超えないのである。
名字の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「おい、弟。——おまえの部屋に、
新刷
(
しんずり
)
の
武鑑
(
ぶかん
)
があるか」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
紋盡
(
もんづく
)
しを見ろ。
武鑑
(
ぶかん
)
でも宜い、向ひ鶴の紋所は?」
銭形平次捕物控:302 三軒長屋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「珍らしくもない、
武鑑
(
ぶかん
)
だよ」
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
これらの事はその頃A氏の語ったところであるが、その後わたくしは
武鑑
(
ぶかん
)
を調べて、嘉永三年頃に大久保豊後守
忠恕
(
ただよし
)
という人が幕府の大目附になっていた事を知った。
深川の散歩
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
俳優の
紋処
(
もんどころ
)
並にその系図を『
武鑑
(
ぶかん
)
』に比したる『
明和伎鑑
(
めいわぎかん
)
』の如き、あるひは
天明
(
てんめい
)
八年京伝が描ける『狂歌五十人一首』の画像の如き皆江戸平民の考案せる芸術的遊戯の特色を示すものならずや。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“武鑑”の解説
武鑑(ぶかん)は、江戸時代に出版された大名や江戸幕府役人の氏名・石高・俸給・家紋などを記した年鑑形式の紳士録。
(出典:Wikipedia)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
鑑
常用漢字
中学
部首:⾦
23画
“武”で始まる語句
武士
武
武蔵
武蔵野
武家
武器
武夫
武生
武者振
武張