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此方様
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こなたさま
ふりがな文庫
“
此方様
(
こなたさま
)” の例文
旧字:
此方樣
富「手前は
隣村
(
りんそん
)
に
居
(
お
)
る山倉富五郎と申す浪人で、先生御在宅なれば面会致し
度
(
たく
)
態々
(
わざ/\
)
参りました、是は
此方様
(
こなたさま
)
へほんのお土産で」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「御同様に、
此方様
(
こなたさま
)
からも
御贈
(
おおく
)
りでござろうから、諸事節約、
緊縮
(
きんしゅく
)
して——」
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
萬「こりゃアとんだ事で、何うも
此方様
(
こなたさま
)
の御恩を忘れてぷいと巡礼に成って、一体まア
何処
(
どこ
)
へ
行
(
い
)
く気でござりましょう」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わたくし
)
がお附き申しては居りますが、そんならって
御姉妹
(
ごきょうだい
)
でありますので、
宅
(
うち
)
の方の極りが着けば何うでも斯うでも
此方様
(
こなたさま
)
はお
姉
(
あねえ
)
さまの事ですから、極りが着こうと思って
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
旦那様をお力に親の亡い
後
(
のち
)
には
唯
(
た
)
だ
此方様
(
こなたさま
)
ばかりを命の綱と
取縋
(
とりすが
)
って、御無理を願いましたことで、思い掛けなくお母様が嫁にと御意遊ばして、冥加に余ったことなれど
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
誠にこれが芸妓をして私は誠にもう面目ない
葭簀張
(
よしずっぱり
)
の茶見世を出して、お茶を売るまでに
零落
(
おちぶ
)
れました、それから見ればお岩様なぞは
此方様
(
こなたさま
)
のお側だから何も御不足はないので
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
誠にもう
何
(
なん
)
とも申訳はございません、貴方のお
家
(
うち
)
へも済みませんが、
此方様
(
こなたさま
)
でも命をお助け下さったのみならず
種々
(
しゅ/″\
)
御心配を掛け、殊には私と同じ様なお嬢
様
(
さん
)
も入水を成さって相果て
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
女「有難うございます、
此方様
(
こなたさま
)
で助かります、女一人では仕様がございません」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“此方”で始まる語句
此方
此方側
此方衆
此方面
此方等
此方向
此方持
此方組
此方樣
此方人等