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横坐
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よこずわ
ふりがな文庫
“
横坐
(
よこずわ
)” の例文
いぎたなく
横坐
(
よこずわ
)
りに坐って、何を思い出しているのか時々、にやりと笑ったりして、いやらしいったら無い子であった。
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
と声をかけた
美女
(
たおやめ
)
は
起直
(
おきなお
)
った。今の姿をそのままに、
雪駄
(
せった
)
は獅子の蝶に飛ばして、土手の草に
横坐
(
よこずわ
)
りになる。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と思うと今度は
横坐
(
よこずわ
)
りに坐ったまま、机の上に
頬杖
(
ほおづえ
)
をついて、壁の上のウイル——べエトオフェンの肖像を冷淡にぼんやり眺め出した。これは勿論唯事ではない。
葱
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
開けたとたんに、ぼくは
吃驚
(
びっくり
)
しました。内田さんがたった一人で、それもシュミイズ一枚で、
横坐
(
よこずわ
)
りになり、
髪
(
かみ
)
を
梳
(
す
)
いていたのです。
白粉
(
おしろい
)
と
香水
(
こうすい
)
の
匂
(
にお
)
いにむっとみちた部屋でした。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
彼は足を曲げるのが非常に困難らしく、長い間かかって、やっと
横坐
(
よこずわ
)
りに坐った。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
お絹は二人に
会釈
(
えしゃく
)
をしながら、手早くコオトを脱ぎ捨てると、がっかりしたように
横坐
(
よこずわ
)
りになった。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
“横”で始まる語句
横
横町
横柄
横面
横着
横浜
横合
横川
横臥
横腹