トップ
>
植込
>
うゑごみ
ふりがな文庫
“
植込
(
うゑごみ
)” の例文
「
庭
(
には
)
の
所為
(
せゐ
)
だ。
青葉
(
あをば
)
が
映
(
うつ
)
るんだ」と
庭
(
には
)
の
植込
(
うゑごみ
)
の方を見たが、「だから
貴方
(
あなた
)
だつて、
矢
(
や
)
っ
張
(
ぱ
)
り
蒼
(
あを
)
いですよ」と
続
(
つゞ
)
けた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
或は何処から差込んで来るものとも知れず、
植込
(
うゑごみ
)
の奥深い土の上にばら/\な斑点を描いて居る事もあつた。
花より雨に
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
岡田は草稿を
懐
(
ふところ
)
に
捩
(
ね
)
ぢ込んで、机の所へ
小鼠
(
こねずみ
)
のやうに走り戻つて、鉄の
文鎮
(
ぶんちん
)
を手に持つた。そして
跣足
(
はだし
)
で庭に飛び下りて、
植込
(
うゑごみ
)
の中を
潜
(
くゞ
)
つて、
塀
(
へい
)
にぴつたり身を寄せた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
或は何處から差込んで來るものとも知れず、
植込
(
うゑごみ
)
の奧深い土の上にばら/\な斑點を描いて居る事もあつた。
花より雨に
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
其の物音に驚いて二三羽の雀が地の上から
植込
(
うゑごみ
)
の蔭に飛び立つ。今日も又柔い冬の日光が穩かに輝いて居る。木の葉は動かない。植込の向うの井戸端で他愛もなく下女供の笑ひ騷ぐ聲が聞える。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
植
常用漢字
小3
部首:⽊
12画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“植”で始まる語句
植
植物
植木屋
植木鉢
植木
植半
植物園
植村樣
植木店
植松菖助