梨割なしわり)” の例文
御座りませんときくより流石さすがの段右衞門も愕然ぎよつて大いに驚きヤア然らば其時の馬士まごめで有たか扨々さて/\うんつよき奴かな頭から梨割なしわりにして其上に後日のためと思ひとゞめ迄さしたるに助かると言はなんぢは餘程高運かううんな者なりとあきれ果てぞ居たりける時に越前守殿如何いかに段右衞門金飛脚かなひきやくの彌兵衞ならびに馬士爲八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)