“格(かた)” の例文
夜中郵便(やちゅうゆうびん)と書いて板塀(いたべい)に穴があいているところを見ると夜は締(しま)りをするらしい。正面に芝生(しばふ)を土饅頭(どまんじゅう)に盛り上げて市(いち)を遮(さえ)ぎる翠(みどり)を傘(からかさ)と張る松を格(かた)のごとく植える。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
六尺の距離は格(かた)のごとく埋(うず)められて、主客の位地は辛うじて、接待の道具で繋(つな)がれる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)