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とこく
ふりがな文庫
“
杜国
(
とこく
)” の例文
畠村には俳人
杜国
(
とこく
)
の墓がある。それが秋から冬にかけて村の人の刈草の下に深く埋められて了つてゐるのは、旅客に詩を思はずには置かぬであらう。
伊良湖岬
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
況
(
いはん
)
や門人の
杜国
(
とこく
)
との間に同性愛のあつたなどと云ふ説は
畢竟
(
ひつきやう
)
小説と云ふ外はない。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
朝鮮のほそりすゝきのにほひなき
杜国
(
とこく
)
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
たそがれを横に
眺
(
なが
)
むる月細し
杜国
(
とこく
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
杜国
(
とこく
)
亡びてクルーゲル今また
歿
(
ぼっ
)
す。
瑞西
(
すいっつる
)
の山中に肺に
斃
(
たお
)
れたるかれの
遺体
(
いたい
)
は、
故郷
(
ふるさと
)
のかれが妻の側に
葬
(
ほうむ
)
らるべし。英雄の
末路
(
ばつろ
)
、言は
陳腐
(
ちんぷ
)
なれど、事実はつねに新たなり。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
はやり来て
撫子
(
なでしこ
)
飾る正月に
杜国
(
とこく
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
あるじは
貧
(
ひん
)
にたえし
虚家
(
からいえ
)
杜国
(
とこく
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“杜国(坪井杜国)”の解説
坪井 杜国(つぼい とこく、生年不詳 - 元禄3年3月20日(1690年4月28日))は、尾張国の俳人。庄兵衛・万菊丸・岩菊丸とも称した。屋号は壺屋。俳号として野人。
(出典:Wikipedia)
杜
漢検準1級
部首:⽊
7画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“杜”で始まる語句
杜
杜絶
杜鵑
杜若
杜撰
杜松
杜甫
杜氏
杜切
杜鵑花