そのなかに白緑の葉をかがやかせてゐるのは朱欒の樹で、その葉の茂みから大きなザボンの実が二つ三つ下膨れの尻を見せてゐる。
太陽は黄熟した大きな朱欒のやうにかがやき出した。乾いた砂地に落ちた梅の樹の横顔が、墨絵で描いたやうにくつきりと浮いて見える。
“朱欒”の意味
《名詞》
ミカン科の常緑高木。インドシナ原産の柑橘類。初夏に白い花が咲き、冬に肉厚の大きな黄色い果実がなる。文旦。
(出典:Wiktionary)
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“朱欒(ザボン)”の解説
ザボン(朱欒、香欒、謝文、学名: Citrus maxima)は、柑橘類の一種である。ブンタン(文旦)の別名でも知られ、ほかにはボンタン、ウチムラサキ、ザンボア、ジャボン広島県東広島市安芸津町周辺で栽培されている香酸柑橘の「じゃぼん」はザボン類とユズの交雑種と推定され別種である。とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
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