“書方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきかた80.0%
しょほう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向島むかうじま武蔵屋むさしや奥座敷おくざしき閑静しづかからう、丁度ちやうど桜花さくらも散つてしまうた四ぐわつ廿一にちごろと決したが、其披露文そのちらし書方かきかたが誠に面白おもしろい。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
根拠地のない戦争の様なものである。のみならずわるく解釈すると、政略的の意味もあるかも知れない書方かきかたである。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
文台の裏面には短文と発句とありて宝暦五年蕪村と署名あり。その字普通に見る所の蕪村の字といたく異なり。宝暦五年は蕪村四十一の年なれば蕪村の書方しょほうもいまだ定まりをらざりしにや。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)