“しょほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諸方43.8%
処方37.5%
処法6.3%
書方6.3%
諸宝6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ケメトスの評判が諸方しょほうに響き渡ると、彼と技をくらべようという者がたくさん出て来ました。しかし誰も彼に及ぶ者はありませんでした。
彗星の話 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「おお、するとこれは、さっきモルフィス船医長の処方しょほうでこしらえた薬がききだしたんだな」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
名づけ親が足のほうに立っていると、思いつきのいいかげんな処法しょほうをして、それで病人は、けろけろとなおるのでした。
文台の裏面には短文と発句とありて宝暦五年蕪村と署名あり。その字普通に見る所の蕪村の字といたく異なり。宝暦五年は蕪村四十一の年なれば蕪村の書方しょほうもいまだ定まりをらざりしにや。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「これがお手にはいったのは、あなたのご運がいのです。ご家蔵かぞう諸宝しょほうもこののちは、一段と光彩を添えることでしょう」
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)