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暴馬
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あれうま
ふりがな文庫
“
暴馬
(
あれうま
)” の例文
筋骨
(
すじぼね
)
が
暴馬
(
あれうま
)
から
利足
(
りそく
)
を取ッているあんばい、どうしても時世に
恰好
(
かッこう
)
の人物、自然
淘汰
(
とうた
)
の網の目をば第一に脱けて生き残る
逸物
(
いちもつ
)
と見えた。
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
馬は張り切った勢いで
暴
(
あば
)
れまわった。
暴馬
(
あれうま
)
は
厩
(
うまや
)
に押しこめるよりほかはない。外記は支配
頭
(
がしら
)
の沙汰として、小普請組という厩に追い込まれることになった。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
暴馬
(
あれうま
)
は街はづれにて、立木に突きあたりて止まりぬ。車中よりは、
人々齡
(
よはひ
)
四十の上を一つ二つ
踰
(
こ
)
えたる貴人の驚怖のあまりに氣を
喪
(
うしな
)
はんとしたるを助け出だしき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
彼は
手綱
(
たづな
)
の切れた
暴馬
(
あれうま
)
のように、むやみに
鬣毛
(
たてがみ
)
を振り立てて狂い廻っているのを無上の楽しみとしていた。彼は自分の野性を縦横無尽に発揮して、それを生き甲斐のある仕事と思っていた。
籠釣瓶
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“暴”で始まる語句
暴
暴風雨
暴風
暴露
暴戻
暴虐
暴々
暴虎馮河
暴挙
暴雨