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暗雲
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あんうん
ふりがな文庫
“
暗雲
(
あんうん
)” の例文
またあるときは、ひくい
暗雲
(
あんうん
)
の下に、帆柱のうえにまでとどく荒れ狂う
怒濤
(
どとう
)
をかぶりながら、もみくちゃになってただようこともあった。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
曇ると見る
間
(
ま
)
に、
群
(
むらが
)
りかさなる
黒雲
(
くろくも
)
は、さながら
裾
(
すそ
)
のなき滝の
虚空
(
こくう
)
に
漲
(
みなぎ
)
るかと
怪
(
あやし
)
まれ、
暗雲
(
あんうん
)
忽
(
たちま
)
ち陰惨として、灰に血を
交
(
ま
)
ぜた雨が飛んだ。
光籃
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さては、家康のごきげんなわけは、伊那丸が
捕
(
と
)
らえられたことであるか。と一同はうなずいて、
徳川家
(
とくがわけ
)
のため、
暗雲
(
あんうん
)
の晴れた
心地
(
ここち
)
がした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
洋上の
暗雲
(
あんうん
)
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“暗雲”の意味
《名詞》
暗 雲(あんうん)
今にも雨や雪の降ってきそうな黒い雲。
何か悪い事の起こりそうな気配。
(出典:Wiktionary)
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
“暗”で始まる語句
暗
暗闇
暗澹
暗夜
暗誦
暗黒
暗示
暗礁
暗々裡
暗中