“晩中”の読み方と例文
読み方割合
ばんじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九時に、ルピック夫人が寝ておいでというと、にんじんは、自分から進んで、そとをひとまわりして来る。それで、ひと晩中ばんじゅう、安心である。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
しかし、ともかく、王女をにがさないで、晩中ばんじゅう番をしたのですから、どうするわけにもいきません。
ぶくぶく長々火の目小僧 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ただのかわものなら、おいらもこうまじゃおどろかねえが、一晩中ばんじゅうずにつめたり、たばにしてあるおんなかみを、一ぽんぽんしゃぶったりするのをちゃァいくらおいらが度胸どきょうえたって。……
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)