時季じき)” の例文
「君は今悪い時季じきなのだ。春がきて、それに健康が良くなると、もっと皆んなうまくゆくようになるのだ。身体を呉々も大切にしたまえ」
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
やま陽炎かげらふえてきます。ところによつて時季じきはむろんちがひますが、東京附近とうきようふきんでは三月さんがつ中旬頃ちゆうじゆんごろから五月頃ごがつごろまでに、します。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
栽培はいたって簡易かんいつその草もじょうぶであるから、一度えておくと毎年その時季じきには花がながめられる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)