昔處女むかしゝよぢよ)” の例文
彼女かれは、それをじつとつめてゐると、また昔處女むかしゝよぢよであつたをりに、やまひめにつねさびしかつた自分じぶんこゝろ思出おもひだしたのであつた。まちあしは、十六のをはころからひとなみにすはることが出來できなかつた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)