易筮えきぜい)” の例文
銭占い、歌占い、夢占い等をかぞえきたらば、その種類もすこぶる多きも、今まず易筮えきぜいを挙げてほかを略すつもりである。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
春日かすが太占ふとまにを調べるかたわらには阿蘭陀オランダの本を読み、いま易筮えきぜいを終って次に舶来はくらいの拳銃を取り出すという人であります。
易筮えきぜい術、天源術、交神術、中座術、占夢術、そうして五遁隠形術、神人交感予言術、九星術、乗気術、これらに関する大原理を、いとも合理的に説明した。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
つぎに、天源術は易筮えきぜいと九星とにもとづき、これと大同小異なるものにて、やはり五行の理に考え、人の生年月につきて判断を下すものである。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ぜに占い、歌占い、夢占い等をかぞえきたらば、その種類はすこぶる多きも、今まず易筮えきぜいを挙げてほかを略すつもりである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
純正哲学部門 前兆、予言、暗合、陰陽、五行、天気予知法、易筮えきぜい御鬮みくじ淘宮とうきゅう、天元、九星きゅうせい、幹枝術、人相、家相、方位、墨色すみいろ、鬼門、厄年、有卦無卦うけむけ、縁起の類
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
かつ、卜筮は易筮えきぜいにせよ亀卜きぼくにせよ、その種のなんたるを問わず、今日まで民間に伝わるものは、すべて非道理的のものにして、学術上、論ずべき価値あるものにあらず。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
第四種(卜筮ぼくぜい編)易筮えきぜい亀卜きぼく銭卜ぜにうら歌卜うたうら太占ふとまに口占くちうら辻占つじうら兆占ちょうせん夢占ゆめうら御鬮みくじ神籤みくじ
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
わが国の神社仏閣に御鬮みくじを備え、人をしてこれを探りて吉凶を判知せしむることがある。その種類も幾とおりもあるが、帰するところは易筮えきぜいのごとく人の決心を定むるに過ぎぬ。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)