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日脚
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ひざし
ふりがな文庫
“
日脚
(
ひざし
)” の例文
木振賤
(
きぶりいやし
)
からぬ
二鉢
(
ふたはち
)
の梅の影を帯びて南縁の障子に
上
(
のぼ
)
り尽せる
日脚
(
ひざし
)
は、
袋棚
(
ふくろだな
)
に据ゑたる
福寿草
(
ふくじゆそう
)
の五六輪
咲揃
(
さきそろ
)
へる
葩
(
はなびら
)
に輝きつつ、更に唯継の身よりは光も出づらんやうに
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
お峯は
苦笑
(
にがわらひ
)
しつ。
明
(
あきらか
)
なる障子の
日脚
(
ひざし
)
はその
面
(
おもて
)
の
小皺
(
こじわ
)
の読まれぬは無きまでに照しぬ。髪は薄けれど、
櫛
(
くし
)
の歯通りて、
一髪
(
いつぱつ
)
を乱さず
円髷
(
まるわげ
)
に結ひて顔の色は赤き
方
(
かた
)
なれど、いと好く
磨
(
みが
)
きて
清
(
きよら
)
に
滑
(
なめらか
)
なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
脚
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“日”で始まる語句
日
日向
日本
日和
日光
日中
日々
日数
日暮
日毎