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新兵衛
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しんべえ
ふりがな文庫
“
新兵衛
(
しんべえ
)” の例文
いつも村の入り口から見える、
新兵衛
(
しんべえ
)
のにお場や
源三
(
げんぞう
)
のにお場は、藁におが立ち並んで白く目立って見えた。
落穂
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
この人或日の夕
元園町
(
もとぞのちょう
)
なる小波先生の邸宅に文学研究会あり木曜日の夜
湖山
(
こざん
)
葵山
(
きざん
)
南岳
(
なんがく
)
新兵衛
(
しんべえ
)
なんぞ呼ぶ門人多く相集まれば君も行きて見ずやとてわれを伴ひ行きぬ。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「根が枯れて、枝が栄えるというのはこれだよ。鈴新というからにゃ、
新兵衛
(
しんべえ
)
、
新九郎
(
しんくろう
)
、
新左衛門
(
しんざえもん
)
、いずれは新の字のつく名まえにちげえねえ。おやじはいるか、のぞいてみな」
右門捕物帖:35 左刺しの匕首
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
鍛冶屋
(
かじや
)
の
新兵衛
(
しんべえ
)
の家のうらを通ると、新兵衛の家内が髪をすいていました。ごんは
ごん狐
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
わが江戸の話は
文政
(
ぶんせい
)
末期の秋の
宵
(
よい
)
の出来事である。四谷の
大木戸
(
おおきど
)
手前に三河屋といふ小さい
両替店
(
りょうがえみせ
)
があつて、
主人
(
しゅじん
)
新兵衛
(
しんべえ
)
夫婦と、せがれの善吉、小僧の市蔵、下女のお松の五人暮らしであつた。
赤膏薬
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
美成、字は
久卿
(
きゅうけい
)
、
北峰
(
ほくほう
)
、
好問堂
(
こうもんどう
)
等の号がある。通称は
新兵衛
(
しんべえ
)
、
後
(
のち
)
久作と改めた。
下谷
(
したや
)
二長町
(
にちょうまち
)
に薬店を開いていて、屋号を長崎屋といった。晩年には
飯田町
(
いいだまち
)
の
鍋島
(
なべしま
)
というものの邸内にいたそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
正月五ヵ日の間毎日のようにお菊の家の隣の
新兵衛
(
しんべえ
)
の家に遊びに行った。お菊はよく新兵衛の家に遊びに来た。女の影をちらと見たばかりでも、血がわきかえるほど気がはずんだ。
落穂
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
“新”で始まる語句
新
新造
新聞
新手
新橋
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新宿
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新田
新嘉坡