文色あいもん)” の例文
いとはずゆふ申刻過なゝつすぎより右の寺へ參り暫時物語等致し居存外ぞんぐわいおそなはり夜亥刻よつどきちかころ上伊呂村迄歸り來りし時河原にて何やらにつまづきたれども宵闇よひやみなれば物の文色あいもんは分らずたゞ人の樣子ゆゑさけゑひし者のふせり居し事と心得氣のせくまゝ能もたゞさず早々歸宅仕り其夜は直樣すぐさま打臥うちふし翌朝よくてうおき出門の戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)