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敷
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と
ふりがな文庫
“
敷
(
と
)” の例文
と、もう其処に床が
敷
(
と
)
ってある。夜具も
郡内
(
ぐんない
)
か
何
(
なに
)
かだ。私が着物を脱ぐと、雪江さんが
後
(
うしろ
)
からフワリと
寝衣
(
ねまき
)
を着せて呉れる。今晩は寒いわねえとか雪江さんがいう。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「いつか、夜も更けたようだ。そろそろ床を
敷
(
と
)
らせようか?」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
で、今我部屋へ来て床の
敷
(
と
)
ってあるのを見ると、もう気も
坐
(
そぞ
)
ろになって、
余
(
よ
)
の事なぞは考えられん。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
部屋へ来てみると、ランプを細くして
既
(
も
)
う床も
敷
(
と
)
ってある。私は
桝
(
ます
)
でお糸さんと膝を列べている時から、妙に気が
燥
(
いら
)
って、今夜こそは日頃の望をと、芝居も碌に身に
染
(
し
)
みなかった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“敷”の意味
《名詞》
(しき)物の下に敷くもの。
(しき)船の底の部分の材料。かわら。
(しき)敷金・敷き布団などの略。
(しき)秋や冬の頃、夜の海で魚群が白くなって見える現象。
(出典:Wiktionary)
敷
常用漢字
中学
部首:⽁
15画
“敷”を含む語句
六ヶ敷
風呂敷包
敷布
忌々敷
折敷
宜敷
敷物
畳敷
委敷
桟敷
座敷
棧敷
間敷
上敷
屋敷
敷衍
座敷牢
下座敷
敷詰
大風呂敷
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