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数次
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しばしば
ふりがな文庫
“
数次
(
しばしば
)” の例文
旧字:
數次
いつぞはこの川の出ずるところをも
究
(
きわ
)
め、武蔵禰乃乎美禰と
古
(
いにしえ
)
の人の
詠
(
よ
)
みけんあたりの山々をも見んなど思いしことの
数次
(
しばしば
)
なりしが、ある時は須田の堤の上
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と
憚
(
はばか
)
るところ無く
白
(
もう
)
しける。されど燕王答えたまわねば、
数次
(
しばしば
)
書を
上
(
たてまつ
)
りけるが、皆
効
(
かい
)
無かりけり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
枝路のことなれば
闊
(
ひろ
)
からず平かならず、
誰
(
た
)
が造りしともなく
自然
(
おのず
)
と里人が踏みならせしものなるべく、草に埋もれ木の根に荒れて明らかならず、迷わんとすること
数次
(
しばしば
)
なり。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それに引替へ兄はまた
数次
(
しばしば
)
弟に財を与へしより貧しくなりて自ら
支
(
ささ
)
へがたきに及び、かつて与へしこともあれば今は弟に
少時
(
しばし
)
のところを助けてもらはむと、弟のところに
到
(
いた
)
りて
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
父上の遺訓にも背きしのみか
数次
(
しばしば
)
来りて財を乞ふ段、弟とはいへ奇怪なり、貧しくなりて苦むも皆自らの心がらぞ、この度だけは十万銭を例のごとくに与ふべけれど以後は来るとも与ふまじきぞ
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“数次”の意味
《名詞・形容動詞》
度々。数回。
(出典:Wiktionary)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
“数”で始まる語句
数
数多
数珠
数寄
数奇
数々
数寄屋橋
数寄屋
数寄者
数年